2019年の振り返り:社会人学生としての8ヶ月と転職 #社会人学生
あけましておめでとうございます。
2019年は、個人的に2つの大きなイベントがありました。
転職と進学です。
ちょっと振り返りたいと思います。
転職
2019年4月末で4年弱務めたクレジットカードの決済代行会社を辞め、2019年5月に現職に転職しました。
前職・現職ともに金融業界に属する会社で、
そこのシステム部門で実際にコードを書いたり、業務部門と調整したり、外部ベンダーの成果物をレビューしたりと
業務内容に大きな違いはありません。
一つ大きな違いとしては、現職が外資系と言われる会社でメールやチャットの半分くらいが英語でやり取りされていることくらいです。
Google翻訳を駆使しながら必死に読み書きしてやり過ごしています。*1
転職は3回目で、今の会社で4社目です。
経歴
軽く自分の経歴を。
見ての通り、学歴も職歴もスキルもしょぼいです。
2009年3月 3年制の情報系専門学校を卒業
2009年4月 底辺SES企業に就職。オペレータ業務やシステム周りの雑用業務などが主な会社でした。
いわゆるブラックで、退職時に有給消化を申し出ると恫喝されたりしました。
2013年3月 1回目の転職。パッケージ開発をしたり、2次受けのSI事業の会社でした。
ここでプログラマーとしてのキャリアがスタートしています。Struts1,Struts2系での開発が主でした。
2015年7月 2回目の転職。クレジットカードの決済代行会社の内製エンジニアとして採用されました。
SpringやJava EE7での開発が主でした。社内システムの一部はKotlinで作ったりもしました。
ログ管理が出来ておらず、Elastic Stackを勝手に導入し効果を実際に体感してもらうことで、本格導入にこぎつけたりしました。
2019年4月 産業技術大学院大学 情報アーキテクチャ専攻 進学
2019年5月 3回目の転職。現在に至る。
転職活動について
前職については給与と業務内容*2に不満があったので、
ゆるーく転職活動をしていました。
活動期間は2018年11月~2019年2月です。
使用媒体について
媒体はLinkedInを使いました。
LinkedInでは人事部門からの直接のコンタクトや、外資系エージェントからのコンタクトが多くあり、興味のあるものにだけ返信してました。
それでも15社くらいに書類を送って10社弱面接まで行けました。
進学
以前のエントリーにある通り、2019年4月から産業技術大学院大学(AIIT)の情報アーキテクチャ専攻に進学しました。
mamelog.hatenablog.jp
入学から8ヶ月経過し、4クォーター制の授業のうち3クォーターを修了しましたので、感想や分かったことを書いてみます。
学び直しは楽しい
そもそも学生時代に学んだ記憶がないのですが、30過ぎてから学び直すってのも楽しいものですね。
去年から社会人をやりながら学び直す社会人が増えてるように思います。
社会人が学べる環境がもっと整っていくと良いと思っています。
二足の草鞋の生活について
平日の授業は6限(18:30~20:00)と7限(20:10~21:40)です。
職場の場所にもよりますが、6限の授業を履修していると授業開始に間に合うためには、定時退社が必須になります。
土曜は1限から5限(09:00~18:00)まであります。
人にもよりますが、1クォーターで2~5つの授業を履修し、週1日~週5日程度通学しています。
平日の授業がある日のスケジュールはこんな感じです。
09:00~17:30 仕事
17;30~18:30 移動
18:30~21:40 授業(2限続けての場合)
~22:45 図書館で自習(出席できなかった授業のビデオ録画を見たり、録画授業を見たり、レポート課題などを書いたりなど)
23:00~24:00 電車移動、帰宅
レポート課題がなかったり、疲れているときは図書館に寄らず帰ることもあります。
CS(Computer Science)とIS(Information Systems)は違う
産業技術大学院大学の情報アーキテクチャ専攻では卒業すると、
「情報システム学修士(専門職)」という学位*4が貰えるのですが、
これはいわゆるComputer Scienceとは違うもののようです。
違いを検索してみると以下のようなページがヒットしました。
medium.com
Computer Scienceはアルゴリズムの研究などを行い、Information SystemsはITを駆使してビジネスを良くするもののようです。
CSがいわゆるGAFAでプラットフォームを作る人や研究職で、
ISはSIerや事業会社でシステム開発を行っていく人のイメージが近い*5ような気がします。
授業のカリキュラムも、コンピュータの基礎原理やプログラミングの授業もちろんありますが、経営・マーケティング・ビジネスアナリシスなどが充実しています。
ISを卒業すると、GAFAに行けないのかというとそうでもなく、
多くの求人では、"CSの学士、修士以上、もしくはそれに近い学科の学位"が求められているので、
自身で競技プログラミングなどで、アルゴリズム力を鍛えておけば十分に可能性はあると思います。
結局は自分自身です。
専門職大学院は研究より実務
大学院というと研究ばかりというイメージの人も多いと思いますが、
産業技術大学院大学は専門職大学院という新しいくくりの学校で、研究よりは実務重視のカリキュラムとなっています。
その証拠に2年次は修士論文の執筆ではなく、PBL(Project Based Learning)というプロジェクトを数人で行うことで修学します。
プロジェクトは様々で、Webサービスを開発したり、産学連携で自治体と共同で検証したりなど様々です。
もちろん、プロジェクトの合間で論文を執筆し、学会で発表する人も少なからずいます。
修士論文の執筆の機会がないというわけではないです。*6
課題のボリューム
1週間に1科目に付き2コマ授業があり、レポート課題やコーディングの課題が出されます。
課題のボリュームはだいたい週に3~10時間程度の自習時間が求められる印象です。
関連論文や技術書まで読んでいくとさらに時間がかかるかと思いますが、私はそこまではやっていません。
入学したいと思ったら
2020年4月入学にはまだ間に合います。
aiit.ac.jp
さいごに
2019年の転職も進学も、人生の転機としてとてもいいものでした。
勝負は今年なので、ふるい落とされないように頑張っていこうと思います。