Docker for Windows でElasticsearch5.5,Kibana 5.5を動かしてみる #elasticsearch
Elastic Stack 5.5が先週リリースされました!
Elastic Stack 5.5.0リリース | Elastic
今回はDocker上でElasticsearch、Kibanaを動作させてみました。
Dockerがいまいちわかってないので手順に誤りなどあるかもしれませんが、
誤りについてはご指摘頂けると幸いです。
DockerのElasticsearchコンテナを複数立てて、クラスター組みたかったんですが、
Dockerよくわかっておらず、そこまで出来ないまま月曜になってしまいました。
コンテナごとの細かい設定をどこで反映させるかもわからず、ただ動かすだけになってます。
環境は以下の通り。
OS:Windows10 Pro
CPU:Core i7 4790K
Mem:32GB
Docker for Windowsのインストール
WindowsでDockerを動かすために、Docker for Windowsというソフトをインストールします。
以下のURLからダウンロードできます。
docs.docker.com
Elasticsearch用Dockerコンテナの実行
まず、Elasticsearchを動作させるため、Powershellで以下のコマンドを入力します
docker run -p 9201:9200 -e "http.host=0.0.0.0" -e "transport.host=127.0.0.1" docker.elastic.co/elasticsearch/elasticsearch:5.5.0
Elasticsearchの動作確認
Webブラウザで「http://localhost:9201」にアクセスします。
X-Packが有効になっているため、認証が必要になりますが、
USER:elastic
PASS:changemeでログイン可能です。
以下のように、JSON形式でElasticsearchの状態が帰ってくれば動作しています。
Kitematicの導入
GUIでDockerコンテナの設定などが行えるKitematicというツールを導入します。
タスクトレイにあるDocker for Windowsのアイコンを右クリックし表示されるコンテキストメニューから
「Kitematic」をクリックします。
Zipファイルがダウンロードできるので、中のexeファイルを実行すればOKです。
次回以降、Docker for Windowsのコンテキストメニューから実行させるためには、
C:\Program Files\Dockerの配下に、解凍したフォルダを「Kitematic」にリネームして配置すればOKです。
実行すると以下のようにElasticsearchのコンテナが表示されているはずです。
※コンテナ名を分かりやすいようにリネームしています。
Kibana用Dockerコンテナの実行
Kibanaを動作させるため、Powershellで以下のコマンドを入力します
docker run -it --rm -p 5601:5601 docker.elastic.co/kibana/kibana:5.5.0
Kitematic上でコンテナが確認できます。
Elasticsearchのコンテナに接続する
Kitematic上でElasticsearchのコンテナに接続するように設定します。
右上の「Setting」⇒「Network」をクリックします。
表示されたLinksでコンテナを選択します。
選択したら、名前も入力して+ボタンをクリックします。
Kibanaにアクセスする
以下のように認証画面が表示されれば成功です。
USER:elastic
PASS:changemeでログインできます
Versionの確認
X-Packが有効なので、左のメニューが多めに表示されていますね。
index name patternを指定しないと画面にエラーが表示されるので、「.kibana」を指定してエラーを消しています。
Monitoringで確認するとElasticsearchのVersionが5.5.0になってますね!
クラスターのステータスがyellowなのはノードが一つで、冗長構成になってないからかな。
Managementで確認するとKibanaもきちんと5.5.0です。
filterのGUIによる設定
filterの設定をクエリを書かずとも、GUIでクリックだけで設定できるようになりました。
Kibana5.5の新機能は以下にまとめられているので詳しくは以下を参照してください!
acro-engineer.hatenablog.com
およそ2か月に一回のペースでバージョンアップがされて、
ますます便利になるElastic Stackから目が離せません。
特にMachine Learningは注目です。